ここからが死後の世界となります。モンローはこの世界のことを「ザ・ランド・オブ・ニューゴーナーズ」と呼びました。
ここから先が肉体としての生を終了した人たち、いわゆる亡くなった人たちのとる意識状態です。そのなかでこのF23は、非物質の状態になったものの、何らかの強い理由で物質世界とのつながりを切れないでいる人たちの世界といわれています。
そのため、助けにやってくるガイドやヘルパーの存在に、気がつくことができない状態となっています。ここにはあらゆる時代の人たちがいます。
この世界の存在たちが持つ、「物質世界とのつながりを切れない何らかの強い理由」とは、次のようなものであるといわれています。
1)自分の想いが生み出した世界に居続ける状態
自分が死ぬ最後の状態のなかや、それまで過ごしていた状態のなかなどに居続けます。各々の作り出した想いのなかにいるため一人でいる場合が多いのですが、災害現場や一度に大勢亡くなった場合などは集団の認識を得る場合もあります。
しかし、その場合でも個々のつながりはなく、各々の想いのなかに存在している点では、一人でいるのと同じかもしれません。
自分が死んでしまったことを理解していない場合が多いといわれています。
2)この世に対する未練や執着、心配事などを強く持ち続けているため、物質世界とのつながりを切れない状態
人に対する感情や、好きだったことに対する未練、持ち物などへの執着、心配事など、この物質世界への想いを強く持ち続けている状態。
自分が死んでしまったことは理解してはいますが、受け入れられないでいる場合も多いといわれています。
3)つらく悲しい体験をした当時の自分自身や、そういう状態のなかにいる、いたことがある、ほかの人の一部
F23の住人のなかには、亡くなった人ばかりではなく、現在生きている自分自身のトラウマ的過去(そのときの自分)や、ほかの人の場合でも、そのような意識に陥っているその人のある一部分という場合もあります。
また、激しい憎しみや怒り、恐れなどのネガティブな感情のなかにいる、もしくは、なかにいた自分自身やほかの人の一部。つまり、現実世界にまだ生きている人でも、その一部分が、このF23にいる場合があるのです。