モンロー研究所(The Monroe Institute)は、アメリカ合衆国のバージニア州シャーロッツビル(地名)にあります。もともとはモンローのラジオの番組制作会社の研究開発部門としてスタートしました。
その後独立し、いくつか名前も変更しながら、現在のモンロー研究所となりました。
そこには、象徴的な八角形の棟が印象的な、私たちがセミナーを受ける際の宿泊棟ともなる、「ナンシー・ペン・センター」と呼ばれるモンローの妻の名前をつけた建物や、事務室や多目的ホールとして使用されている「デイビット・フランシス・ホール」、そしてヘミシンクのさまざまな研究を行なっている「研究棟」があります。
芝生のきれいな広大な庭には、高さ2メートルほどの巨大な水晶があり、モンロー研究所の象徴として、多くの参加者に親しまれています。
ナンシー・ペン・センターから車で山の中へ入ったところには、モンローが生前に自宅として使用し現在はセミナーハウスとして開放されている「ロバート・マウンテン・リトリーツ」があります。
ナンシー・ペン・センターは、広大な草原の丘陵が広がる解放的な場所にあり、そこにいるだけで癒される感じがしますし、ロバート・マウンテン・リトリーツは、森の中の別荘という感じです。どちらにも、巨大な水晶が実際におかれています。
宿泊棟の各部屋のベッドは、「CHECユニット(チェックユニット:全環境被制御室Controlled Holistic Environmental Chamberの略)」と呼ばれ、音響配線が引かれ、スピーカーとヘッドホンの両方で寝ながら音が聞こえるようになっています。
感じとしては寝台列車のベッドですが、外界からは暗幕で遮断され、集中した環境のなかセッションを受けられるようになっています。
セッションの合間に、皆がくつろぐ場所は「フォックス・デン(キツネの穴)」と呼ばれ、いつもスナックや飲み物が用意されています。
そして、ミーティングを行なうのはフォックス・デンの隣の部屋「カーペットルーム」と、さきほどもご紹介した別棟の「デイビット・フランシス・ホール」です。
「デイビット・フランシス・ホール」では、スライドや映画を見たり、ゲストの話を聞かせてもらったりします。
研究棟には、実験ブースやコントロール室があります。実験ブースは今もウォーターベッドがあり、かつてモンローたちはこのブースで、被験者たちにいくつもの電極をつけ、生理的状態のモニターを取りながら、コントロール室とのさまざまなやり取りを行ないました。
実験が進展するにつれ、被験者たちの皮膚抵抗の変化を読み取るだけで、知りたい内容のほとんどを判断することができるようになったそうです。
しかし、その実験についてモンローは、電極を装着する仕事や、そのあと暗いブースに何時間も横たわり、いろいろなテストの個別的な結果とコントロール室の器具の数値のアウトプットとの相関性が一致を見るところまで持っていく作業は、大きな忍耐を要した、と『魂の体外旅行』のなかで述べています。
こうした実験の末、モンローたちは普通の人でも変性状態へ意識を移行(誘導)できる方法を、ワークショップ(セミナー)という形にまとめます。
このプログラムは参加者にとって、ほかの意識状態の達成のための入り口や窓のようなものになるということで、「ゲートウェイ(入り口)・プログラム」と名づけられたのです。
現在、モンロー研究所で開かれてるプログラムは、次のようなものがあります。
- ゲートウェイ・ヴォエッジ→ヘミシンクの入門コース。F21まで
- ライフライン→死後世界探索・救出活動。ヒーリング。F27まで
- エクスプロレーション27→F27のさらなる探索とF34/35体験
- スターラインズ→内的外的宇宙の探索。F49まで
- スターラインズⅡ→F42、49を中心としたさらなる探索
- ガイドラインズ→ガイドとの交信
- ハートライン→ハートを開く、心の解放
- タイムライン→過去や未来の時空を超えた世界体験
- MC2(エムシースクエアード)→念力やヒーリング
- リモート・ヴューイング・プラクティカム→リモート・ヴューイングの学習と実践訓練
- エクスプロレーション・エッセンス→自分の内面への理解
ゲートウェイ・ヴォエッジを終了すると、さまざまなコースの受講が可能になりますが、ここでは、F49までの最短コースである5つのプログラムなどについて紹介しましょう。