このCDは、ロバート・モンローが著した第1作『体外への旅』に書かれている、体外離脱の方法を実践するCDです。
できれば『体外への旅』を読まれた上で取り組まれたほうが、実践内容に対する理解も深まるでしょう。
6枚組みのCDで、はじめの2枚はモンローの体験談やリラクゼーションのガイダンス入りCDです。
そのあとの4枚は、体外離脱のためのAからDまでの4つの状態を体験していきます。4つの状態というのは次のAからDの状態です。
状態A
完全な覚醒と睡眠のあいだの微妙な「接線」を維持することを訓練します。眠たい時にこれを始め、何かに意識を集中させながら、眠りに落ちることなくその境界状態を維持できるようになることが目的です。
意識を集中させていたイメージがいつのまにか消え、気がつくとほかのことを考えているようになったら、状態Aも完成に近いとモンローは言っています。
状態B
今度は何かに集中せずに、何も考えず、覚醒と睡眠のあいだでバランスを保ちます。
これらの練習をしていると、心に浮かぶイメージや光の模様などを見ることがありますが、そういったイメージがなくなり、神経も落ち着き、暗闇以外は見えない状態でずっと横になっていられれば、状態Bを達成したことになります。
状態C
この状態は状態Bを維持しつつ、意識を意図的に深めていきます。
睡眠に落ちるぎりぎり前の境界にしがみついていたのを慎重に解放しながら、自分の意思で一定の段階まで「下りていって」戻ってくるという、少しずつ深いところを漂うことにより、意識を深める程度を確かなものにすることを学んでいきます。
モンローは、外部からのさまざまな刺激が遮断されることで、その深さの程度が分かるといっています。
状態D
まず、十分に睡眠をとり休息が足りている状態で、状態Cに入ります。エネルギーに満ち、覚醒してリラックス状態に入ると、かなり確実に意識のコントロールが維持できると、モンローは言っています。
こうして最終的には体外離脱の状態へ導いていくのですが、それぞれの状態のCDセッションは、その各状態を維持するための注意信号や、ひと言ふた言のガイダンス、そして体験へ導くヘミシンク音が入っているだけです。基本的に自分でそれぞれの状態になることを目的に行なっていくものです。
できれば、ゲートウェイ・エクスペリエンス(マスターズ)自宅学習用シリーズと併せて学習されるといいでしょう。