さて、何らかのヘミシンクCDをご購入され、さあ聴こうとしたとき、どのような形で聴けばよいのでしょうか。
メタ・ミュージックの場合は、CDラジカセにかけ、BGMとして流しておけばよいのですが、通常の学習用のヘミシンクCDを聴く場合には、基本的には次のようにします。
(もちろんメタ・ミュージックをこのように聴いてもOKです)
- 横になって寝た体勢で聴く。
- 体を締め付けない、リラックスできる服装。
- CDプレーヤー(もしくはCDをダウンロードしたiPod等)にて再生し、ステレオヘッドフォンを使って聴く。
- アイマスクやタオルなどで、目を覆うと効果的。
- 記録が取れるように、ノートと筆記用具を用意する。
ですから必要なものとしては、横になれる場所・リラックスできる服装・CDラジカセやポータブルCDなどのCDプレーヤーもしくはCDをダウンロードしたiPod等・ステレオヘッドフォン・アイマスク(タオル)・ノート・筆記用具。
以上があれば、ヘミシンクを聴く準備は整います。それでは、一つひとつについてもう少し詳しくご説明いたします。
1) ヘミシンクを聴くときの場所について
体がリラックスできる場所であれば、どこでもOKです。初めのうちは落ち着ける静かな部屋のベッド、ソファー、イス、床などがよいでしょう。
慣れてきたら気分を変えて、外の公園の芝生、草原や森の中、砂浜などの自然の中で行なうのもよいでしょう。
また、上達してきたら、トレーニングのためにあえて騒音の絶えない場所などで行なってみるのもよいと思います。
しかし、運転中や危ない場所などでは絶対に行なわないでください。運転をするその前後もです。
注意が散漫になり、事故につながりかねません。また、歩行中、ジョギング中、あるいはスポーツをしながら聴くこともおやめください。
2) リラックスできる服装
1) と同じく、リラックスできることがポイントです。あまりに締め付けの強い服装は避けましょう。装飾品もできるだけ外すとよいでしょう。
めがねも外します。コンタクトの場合は、ひとつのセッションは30~40分ですので、そのあいだ目を閉じていても大丈夫ならよいのですが、充血や痛みを感じるようなら外しましょう。
3) CDプレーヤーについて
CDが再生できて、ヘッドフォンで聴くことができれば何でもOKです。寝た体勢をとるので、手元で操作できるように、CDプレーヤーをそばに置くか、リモコン操作ができるようにするとよいでしょう。
CD自体のノイズをカットする機能(ドルビーなど)や、そのほかのサウンド効果の補助機能などはオフにしましょう。iPodなどは、192kbps以上のビットレートで保存すると、ヘミシンクの効果を損なうことなく、データを圧縮できます。
4) ヘッドフォンについて
普段からご使用になっているものでOKです。新たに購入されるときは、長時間付けていても耳が痛くならないという観点から、聴くときの姿勢なども考慮しお選びください。
耳を覆うタイプでもよいですし、横向きになりたければイヤフォン型でもOKです。なるべく複雑な機能がついているものではなく、シンプルなものがよいと思います。
外部から入る騒音に対するカット機能を備えているヘッドフォンについては賛否両論ですが、「エネルギーは想いに従う」ということで、個人的には影響がないと思えばないのだという意見を支持します。
しかし、それについてはいろいろと自分で試してみてください。買われるときには、実際に装着感を試してみるのもよいでしょう。お値段も、2000円~5000円程度のもので十分です。
私はいつもイヤフォンタイプのヘッドフォン(2000円程度)を使用しています。ヘッドフォンの値段や音質とヘミシンクの効果はまったく関係ありません。
以上の点を踏まえ、お好きなものをお選びください。また、難聴の方の場合には、「骨伝導ヘッドフォン」を試されることをお勧めいたします。
すべての方に有効とはいかないようですが。骨伝導ヘッドフォンをご購入されるときは、再生周波数帯が一番広いものをお選びください。
5) 目を覆うアイマスクやタオルについて
これは、視界が暗くなっていたほうが、視覚的な体験を受け取りやすいためです。また、リラックスと集中の効果も得られます。
6) ノートと筆記用具について
得た体験を記録するために使用します。また、体験を自分で実況中継しながらレコーダーなどに録音してもOKです。その場合は録りっ放しにせず、必ずセッション後に内容確認を行ないましょう。
7) その他
携帯電話は、セッション集中に対する著しい妨げとなりますので、電源をOFFにされることをお勧めいたします。
また、体が熱くなったり寒くなったりする場合もありますので、毛布や羽織るものを用意しておくとよいでしょう。