よく言われるガイドとは、一体どのような存在なのでしょうか?
それは、守護霊やガーディアン・エンジェル、スピリチュアル・ガイドなど様々な名前で呼ばれ、いずれにしても自分を導いてくれるありがたい存在というイメージなのではないかと思います。
ヘミシンク的に言えば、ITメンバーの中で、先に進化した数名がガイドだと言われています。
ITというのは、全自我(あらゆる自分の集合体)なので、ガイドという存在は進化しているけれども、結局自分自身だということです。
自分が自分に対してメッセージを与えるわけですから、それが自分の中から湧き起こったこと、つまり自分で考えたことと思ってしまっても、無理はありません。また、いくら進化した自分とういえ、自分がそんな崇高な存在と同じであるはずがないと思う人もいるかもしれません。
しかし次のように考えてみてください。ガイドとは、あなたの中にある愛の宇宙意識の部分などだと。
誰でも心の中に、様々な側面を持っています。好きな面も嫌いな面も持っています。
その中には必ず愛の宇宙意識という部分も持っていて、それが神性や霊性などともいわれる、非物質界とつなが っている自分、つまりガイドではないでしょうか。
その部分を通し、さらにトータルセルフや非物質界全体へつながっているように私は感じます。
そんなたいそうなものは自分の中には持っていないといわれる方もいるかもしれませんが、それをあるとして考えてみてください。
もしあるとしたらガイドとはどのようなことを言い、どのような考えをする存在なのか想像してみてください。
常にその部分の自分を意識し会話することが、ガイドとの、そして非物質界とのコンタクトを得る重要な手段となるのです。
私は非物質界の探索から体験を得るための一番重要なことは、このガイド達とのつながりをしっかり持つことだと思います。
実はこれさえできていれば体験は自然と得られるといっても良いくらいです。
体験を得るために想像力を使い呼び水を傾けたり、自問自答をしてみたりと様々なテクニックを用いますが、すべてはこのガイドとのつながりをきちんと持つためのトレーニングであり、それさえできていれば体験自体は自然発生的に得られていくといっても過言ではありません。
それはあなたの中の愛の宇宙意識の部分を活性化させ、ガイドや非物質界との交信を行なう心の受信機を向上させるだけではなく、あなたの中の愛の宇宙意識の部分を広げる結果を生むのです。
その活性化は自分の中の開放すべき側面に光を当て、ポジティブなエネルギーへの変換と解放を促すでしょう。
またヘミシンクを使わなくても、日頃からあなたの中のガイドと「会話」することにより、つながりのパイプをより太くして行くことができます。
つまりそれは自分で投げかけ、自分で答えを言う自問自答ですが、そのやり取りをするとき大切なのは、直観を使うということです。ふと思う、なんとなく思うことを大切にすることです。
ガイドとの会話というのは、自分の直感との対話ともいえるものではないかと思います。
また、無性に何かの行動へ駆り立てられるということも、ガイドとの対話や導きに含まれるでしょう。
ガイドとのつながりを太くしていくには、ヘミシンクを用いた非物質界の探索という方からのアプローチだけでなく、日常の中で行なう、直観にもとづく内面の愛の宇宙意識の部分との対話、さらにそれに従った行動というアプローチが重要です。
それを行なうことで自分の中の愛の宇宙意識の部分が拡張され、現実世界に生きつつ、宇宙に満ち溢れる愛のエネルギーへの同調をさらに促進させていくことができるでしょう。
私は、そのプロセスを体験することこそが、この地球学校に来た意義なのではないかと感じます。
ガイドとのつながりが深まると、確かに色々な面で助けが得られます。ヘミシンク的な体験も驚くほどスムーズに得られるようになるでしょう。
私の場合、常に感じるガイドのスタンスは、人生の葛藤、苦しみ、そして喜び、希望などすべてをありのままに体験し、それを基に愛の宇宙意識という部分をいかに自分の中に広げていけるか、というこの一点です。
ですから、ガイドたちはすべてに対し助けてくれるわけではありません。
苦難という形で与える手助けもあります。それは大きな苦しみではありますが、自己の成長にとってはとても意義ある物なのです。
つまり、試練に対峙することも、そういう意味では立派なガイドたちからの手助けといえるのです。
しかし、それらすべてを完璧にクリアする必要などありません。
その時点のできる範囲で、エネルギー変換と解放を行なっていけば良いのだと思います。
大抵、その渦中にいる時は問いかけられずにいられないのが普通です。
なぜこんなに苦しい思いをしなければならないか?と。
そんな時は、ただそれが起こっているという現実をかみしめるしかなく、ガイドたちとの会話などとてもできないことの方が多いでしょう。
そんな対話ができたとしても、ガイドたちはただ次のように言うだけかもしれません。
その体験が必要だからと、と。
いったん渦中に入ってしまったら感情の波にブロックされ、そのつながりは途切れてしまうものです。
時間が経過し、徐々に感情の波が治まると同時に自分の中でのエネルギー変換と解放も進められるようになり、ガイドとの対話も復活し、そこではじめて冷静に起こったことを振り返り、その意味に気が付く。
そんな一連のプロセスを体験することこそが、ガイドの意図であることも多いように感じます。
時間をかけ愛の宇宙意識のもと、様々な対話をじっくりと行ないながら、ガイドとのつながりは徐々に培われて
いくものです。地道なプロセスをひとつひとつ歩むことで、同時に愛の宇宙意識との同調も、着実に進んでゆくのです。
でも、そんな苦しみのプロセスばかりが体験ではありません。必ず喜びのプロセスもあります。
しかもマイナスエネルギーは、変換できればすべてプラスとできるのです。
不思議なことに、その変換が自分の中で徐々にできるようになっていくと、ガイドたちの与えてくれる手助けは、苦しみのプロセスから、喜びのプロセスへと、急速に変化していくでしょう。
以上が、ガイドについて私が感じていることですが、あくまでつながり方や、ガイドに対する考え方は人それぞれです。
どうかそれについて探索し、自分なりのガイドとのつながりを確立して頂きたいと同時に、今お話ししたひとつの可能性に心を開いて頂ければ幸いです。