ここでは、TSTトレーナーのタイの体験談という形で、
リボーンエナジー・リボーンエナジーワールド,
リボーンエナジーシステムについてご説明いたします。
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タイは、宇宙意識へのアクセスを行なったとき、次のような体験を得た。
「それでは、君の生まれた場所へ案内してあげよう。」
とガイドに言われ、ある場所につれてこられた。
そこは銀河の中心にあるスターゲートの周辺部だった。
向こうにあるのがスターゲートらしかったが、ゲートのようなものは何もなく、
ブラックホールのような闇が広がっているだけだった。
そこに向かって進むと、体に何かの粒が当り始めた。
タイはそれがエネルギーの粒であると直感した。
その微粒子ひとつひとつが、何らかのエネルギーなのだが、
それが膨大な量集まり、雲のようになり、
スターゲートに向けて流れ込んでいるのだ。
タイはその流れの中にいたのだった。
「スターゲートは入口と出口がある。
入口は、我々の宇宙からもたらされる全エネルギーが流れ込むところで、
出口は、スターゲートの内部で生み出されたエネルギーが
こちら側に出てくる場所だ。」
タイには、入り口も出口もなく、ただひとつの巨大な穴があるように感じたが、
流れはきちんと流入と流出で分かれていた。
「それでは、この流入に乗って、スターゲートを超えてみよう!」
ガイドに導かれ、やがて激流と化した流れに乗って一気にスターゲートをこえると、
そこは混沌とした闇の世界だった。
しかしそこにいるだけで、不思議と感謝の念が沸き起こってきた。
そして、ただ純粋に「愛」を感じたのだ。
タイは思わず聞いた。
「愛とはいったい何なのでしょうか?」
すると即座に答えはやってきた。
「愛とは、存在そのものだよ。存在していること自体が、愛なのだ。」
「存在そのものが、愛・・・。」
ふと気がつくと、闇の中に流れ込んだ先ほどの微粒子が、
ちりばめられた星屑のようにあたり一面に浮揚していた。
するとその微粒子が溶け始め、すべて混沌の暗闇の中に融合してしまった。
そして今度はそこから雲のようなものが沸き立ち、寄り集まり、
周りに膜のようなものを作りながら、
新たなひとつのエネルギー体となったのだ。
それは流出の流れに乗り、
そのほかの膨大な量のエネルギーとともに出口へ向って行った。
「スターゲートを超えたこの領域では、何か起こっていると思う?
それは、『分解』と『融合』そして『創造』だよ。
我々の宇宙の中で生み出されたすべてのエネルギーがここにもたらされ、
まずは分解され、この領域の『愛』のエネルギーに融合されるのだ。
そうしてもたらされたエネルギーは、この領域自体の成長をうながし、
そこからさらにまた新たな創造が生み出され、
そのエネルギーが我々の宇宙にまた還元されるのだ。
つまりこれが、宇宙のエネルギー循環の仕組みなのだ。
君もこのようなプロセスの中から生まれたんだよ。」
「ここにもたらされるエネルギーというのは、
どのようなエネルギーなのですか?」
「すべてだよ。瞬間瞬間に起こるすべてた。
人間で言えば、日々を暮らすなかで常に沸き起こっているあらゆる感情、
肉体的な感覚、思考など、すべてがそうなのだ。
そこで発生したエネルギーは、はるかこの領域まで瞬時にもたらされ、
新たな創造を生み出すエネルギーとなっているのだ。
つまり、君が今生きていること自体がこのプロセスに寄与しているのだよ。
生きていること、ただそれだけで宇宙全体への立派な貢献であり、
エネルギーをもたらしているという意味でも、
創造のプロセスという根源的なことに大きく貢献しているのだ。
君も含め、すべては宇宙にとって必要とされている存在なのだよ。
必要でないものなど無いのだ。」
「それが今自分が生きている意味なのですね・・。
しかも存在自体が貢献となっているなんて・・。
でも自分が必要とされている存在でよかったです・・。」
「必要とされているどころではなく、
君たち自身が創造主なのだよ。」
「創造の元となるエネルギーをもたらしているという点から言えば、
確かにみな創造主のひとりですね。」
「だからこそしっかり理解しておいてほしい重要な点がある。
それは愛においてすべてがひとつということだ。
君もここを訪れたとき感じた愛のエネルギーが、
この領域を形づくっているのだ。
ここで生み出されたすべては愛のエネルギーが元になっており、
それは我々の共通のソウル(魂)なのだ。
だから世の中のすべては愛のエネルギーの結晶なのだよ。
生物ではないもの、たとえ石ころのような物であっても、
それは全部に共通することなのだ。
人間もそういったエネルギーの結晶だ。
だからこそ人は愛を欲し、それに涙し、共鳴し、そこにルーツを求めるのだ。
人だけではない、実はすべてのものがそうなのだよ。」
「愛のエネルギーを土台として、エネルギーが循環し、
すべての創造が行なわれている・・。
つまりそれが創造のプロセス・・。
それを実感できるような体験が得たいです・・。」
「もうすでに体験しているよ。」
茶目っ気たっぷりにそういったガイドの言葉の後に
タイの脳裏に浮かんできたのは、「シー」だった。
シーは最近飼い始めた子猫なのだが、
そのきゃしゃで細い首筋の後姿が思い浮かんだのだ。
シーは母猫からお乳がもらえず、
ほっておいたら死んでしまうに違いない、
とても成長が遅れた虚弱な子猫だった。
友人からその子猫のことを知らされたタイは、
その子猫を引き取り、妻と共に育てることにした。
タイと妻には、子どもがいなかったので、自分たちの子どものように、
とにかく無事に大きくなってほしいという一念でシーを育てた。
シーも懸命に生きようとした。
タイはその姿や、ただ無事に育ってくれるだけでいい、
生きていてくれるだけでいいというそのときの想いがよみがえり、
思わず涙があふれた。
そして、今無事に成長してくれたことが、本当に有難いと思った。
またなぜか妻に対しても、
今共にいることの意味がわかっていながら、
いつも大きな心で接することができない歯がゆさと、
それに対する謝罪の気持ちが沸き起こってきたのだ。
するとガイドが言った。
「さあ、その想いをまずは救出しよう。」
そこで、いつもの救出活動の手順でその解放を行うと、
またガイドが言った。
「さあ今度はその想いを、この領域の中に手放すのだ。
プレゼントを渡すときのような気持ちで、
『これが私の貢献です!』と、
感謝と愛を込めて渡してあげるのだ。」
タイは自分が感じたその想いを光の玉のような状態にして、
親愛の気持ちを込めてこの領域に手放した。
「これが私から皆さんへのプレゼントです!
どうぞお受け取り下さい。」
すると手放された光の玉は空中へ浮かんでいき、
ゆっくりと愛のエネルギーの中に溶けていった。
すべてが溶け終わったとき、
タイの心に自然と浮かんできたのは、
シーのうれしそうにはしゃぎまわる姿と、
妻のとてもうれしそうな笑顔だった。
タイはこんな妻とシーの姿を、
現実の世界の中でも、いつも見ていたいと思った。
そうできるようにしようと、心から思ったのだ。
「それが創造のプロセスだよ。」
と、静かにガイドが語りかけた。
タイは、何かが分かった気がした。
そのプロセスの意味が分かった気がした。
まさにそれは、
もたらされたものから新たな創造が生み出される
『リボーンエナジー』だった。
そしてこの宇宙のエネルギー循環は『リボーンエナジーシステム』、
この領域は『リボーンエナジーワールド』
と呼べるものであり、
それらのエネルギーの総称こそが
「愛の宇宙意識」なのではないかと、
タイは感じたのだった。
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以上が、リボーン(再生)エナジー・リボーンエナジーワールド,
リボーンエナジーシステムについての体験談です。
つまりリボーンエナジーとは、我々の全宇宙に存在するものたちから発せられ、
リボーンエナジーワールドにもたらされる全エネルギーのことです。
リボーンエナジーワールドとは、スターゲートから先の、そこにもたらされたエネルギーが、
分解・融合され、新たな創造のエネルギーが生み出される、その領域のことです。
リボーンエナジーシステムとは、我々から発せられたリボーンエナジーが、
リボーンエナジーワールドにもたらされ、分解、融合、新たな創造、還元されるという、
宇宙のエネルギー循環システムのことです。
TSTではこのような呼び方を用いて、
この領域の探索を行なっていくこととしました。
以上が、ユニトレの根幹に流れるエネルギーであり、
このエネルギーを体験し、それをもとに、
より愛にあふれた豊かな人生、豊かな未来を創造していくことこそが、
ユニトレの目的なのです。