このCDは、病気や怪我で、余命幾ばくもない最終段階にある方のために開発されました。
また、それだけでなく、ご家族や患者と親しい関係にある方や、看護にあたる医師、看護師、介護士などサポート・グループの方々が、ゴーイング・ホームの内容と目的を理解することで、患者が歩む旅立ちへのプロセスに対するサポート効果が高まるのです。
日本語版では、患者用しか発売されていませんが、英語版ではサポート・グループ用のCDも発売されています。
これらのCDは、モンロー研究所の「ライフライン」プログラムをもとに作られました。
患者用はCD7枚に納められた11セッションで構成され、個人で使用することはもちろん、病院、ホスピス、そのほかの看護施設で実施できるようになっています。
ゴーイング・ホームは、死と、死の瞬間に関する研究の世界的な権威である、エリザベス・キュブラー・ロス博士の協力のもとつくられたプログラムです。ゴーイング・ホームの目的は、次のようになっています。
- 患者が、人間は肉体を超えた存在であり、死後も存在し続けることを、このヘミシンクCDから得る体験を通して知り、確信し、肉体の死という恐怖から解放されること。
- この世への執着の元になるだけでしかない激しい感情や罪悪感、義務感から、患者を解放すること。
- この物質的世界を終えた後に続くさまざまな可能性について、患者が認識し、思い出すのを手助けすること。
- 患者に対し、本人が望む時期に、肉体的な存在から決別するという選択を静かに理知的に選ぶ機会を与えること。
- 患者に対し、もし望むなら肉体の死後も、家族や友人にメッセージや信号を送れるのだという知識を与えること。
- サポート・グループの方々にサポート・グループにゴーイング・ホームのエクササイズを理解してもらい、最後の瞬間を迎えようとしている患者を理解し、励ますことができるようにすること。
- サポート・グループの方々が患者と死についての理解を共有することで、ともに心の葛藤を軽減すること。