0401 ヘミシンクCDの聴き方

1) ヘミシンクを聴く体勢

基本的には横になり寝た状態で聴きますが、座った姿勢でも構いません。

また、上半身を起こして壁などにもたれかかった姿勢でもよいでしょう。ポイントは、体がリラックスできる体勢であることです。

どこかに力が入ってしまったりする体勢や、無理な体勢は避けましょう。寝た体勢でひざを立て、ひざの下にはクッションなどを入れると、腰下部が楽になる場合もあります。

また、寝返りを打つなど多少動いても大丈夫です。眠りに落ちるのを防ぐために、途中から起き上がり座った姿勢などに体勢を変えてもまったく問題ありません。

 

2) 音量

ヘミシンクCDを聴くときの音量は、ガイダンスの声が聞こえる程度です。バックで流れているテレビの砂嵐のようなヘミシンク音に音量をあわせないでください。

ガイダンスの声が大きすぎてしまいます。ガイダンスの声が、はっきり聞こえる程度の小さめな音量でOKです。

 

3)頻度

ヘミシンク・セミナーでは実際にヘミシンクCDを聴いて探索を行なうことを「セッションする」、または「エクササイズを行なう」という言い方をします。

セミナーではおよそ1日に5セッションほど聴きますが、セミナーのように管理されたなかで行なう状態とは違い、一人で行なう場合には、必ず各セッションの間に30分から1時間以上の休憩を入れてください。

これは、「グラウンディング」といって、肉体から離れた意識を毎回しっかりと肉体に戻すためです。

ヘミシンク・セミナーの場合、まずこれから行なうセッションについて皆に説明し、そのあと実際のCDを聴くセッションを行ないます。そのあと再び集まり、得た体験について、皆と話し分かち合います。これを「シェアする」と言っています。

この「シェア」は、得た体験を話すことにより、自分の中で体験がより明確化したり、まとまったり、忘れていたことを思い出したりと、それを自分に取り入れるのにとてもよい効果があります。

さらに、他の人のシェアを聞くことで、自分にとってのさまざまな気付きを得られる場合もあるなど、とても重要な作業です。セミナーでは、このシェアの時間や次のセッションの説明などがあり、再びCDを聴くまでに結構な時間を挟みます。

自分でしゃべったり、人のシェアを聞こうとする意識や緊張が自然にグラウンディングを促すのです。

しかし一人で行なう場合、体験を得たいという気持ちが先に立ち、自然とこのグラウンディングに対する意識が薄れてしまいます。

ですからつい連続で聴いてしまうことも多くなりますが、しっかりした体験を得るには、毎回しっかりと休みを取り、グラウンディングに心がけ、肉体にしっかり意識をもどしてからすっきりした状態で次のセッションに望むのがよいのです。

ですから連続して聴かれるときはあいだに30分~1時間ほどの休憩を挟み、そのあいだはヘッドフォンをはずし、起き上がり、水を飲んだり、体を動かしたり、トイレにいったりといった気分転換を行なってください。

たとえ1日1回30分ほどしか聴く時間が取れなかったとしても、その1回をきちんと意識を持って聴けば、トレーニングとしては十分な効果を得られるでしょう。

コンスタントに毎日1回くらいのペースで聴かれることをお勧めいたしますが、週2~3回であっても、自分のペースで続けることがポイントです。

一番効果があるのは、毎日身のあるセッションを継続することですが、ある期間集中して行なう場合もあります。それがセミナーです。どのような形であれ、セッションとグラウンディングとのメリハリをつけて行なうことが大事なのです。

 

4) 時間帯

多くの方は寝しなに聴く場合が多いのではないでしょうか。しかし、寝しなに聴くというのは寝るために横になるわけですから、当然寝てしまうでしょう。

身のあるセッションを行なうには、頭がすっきりと目覚めていて眠くないときのほうがよいのです。

つまり、ご自分の日常のなかでそうした時間を取れるときはいつかを見つけ、そのなかで、いろいろ試してみることです。そうしたなかから自分にとってのベストな時間を掴んでいかれるとよいでしょう。

 

5) 最後の覚醒音が終わるまでしっかり聴く

CDの各トラックの最後、しかもナレーションが終わってしばらくしたころに、ピーというかすかな信号音が入ってきます。

これは「ベータ音」と言われる、意識を覚醒状態に確実に戻すための大切な信号音です。しっかりとグラウンディングさせるための信号音ですから、この音が終わるまで、ヘッドフォンを外さないようにしましょう。

ナレーションが終わったからといってヘッドフォンをすぐ外してしまいますと、グラウンディングが不十分となる場合がありますので、じれったくても、必ずこの覚醒音を聞き終わってから、ヘッドフォンを取るよう心がけてください。

 

6) 途中で聴くのを止める場合

お家で聴かれる場合、電話がなったり、用事で呼ばれたりして、どうしてもセッションの途中で止めなければならないことも発生するでしょう。

そのときは、その時点で訪れていたフォーカス・レベルから、なるべくゆっくり1まで数を数えてください。そして、「1、1、私はC1にしっかり戻りました!」と、覚醒したことをしっかり意識し、目を開け、いきなり起き上がらずに、まずは寝たまま軽く体を動かし、それから起き上がって行動してください。

起き上がるときには、体や顔をパンパンとたたき、肉体をしっかり意識させると良いでしょう。

これらをしないと、ふらっとしてしまったり、言われたことに対し頭が働かなかったりする場合があります。

グラウンディングをさせるための大切な方法として、以上もしっかり頭に入れておいてください。

 

7) 水分の補給と排出を心がける

不思議なことに、ヘミシンクCDを聴くと、体内のエネルギーの流れが活発になります。

そうすると、トイレが近くなったりしますので、セッション前にはトイレに行き、セッションが終わったら水分を補給し、体のエネルギー循環を促進させながら行なうとよいでしょう。

 

8) 記録を取る

得た体験を覚えておく、より明確化させる、次の体験へつなげるといったことは、記録を取っておくのが一番です。その方法は、ノートに書く、レコーダーに録音するなどいろいろあります。

CDを聴き終わってから書くのでもよいですし、セッション中に寝ながら書いたり、しゃべって録音するのもよいでしょう。ただ録音の場合は、後からきちんと聴きなおし、体験の確認を行なうことが大切です。

 

9) その他の注意点

車の運転中には聴かないということはすでに申しましたが、そのほかにも次の点にご注意ください。

  • ヘミシンクCDのご使用にあたり、精神障害や聴覚障害のある方は、医師にご相談ください。
  • 頭痛、めまい、吐き気などが起こった場合には、すぐに⑥により聴くのを終了してください。
  • 脳波に影響するそのほかの装置を使った方法との同時使用はおやめください。
  • 何セッションも連続して聞かない。意識をしっかりと肉体に戻すというグラウンディングという点から、必ず一つのセッションが終わったら、ヘッドフォンを外し、水を飲んだり、体を動かしたりして意識をしっかりと肉体に戻しましょう。
  • 寝しなに聴く場合は、せめてCD1枚分2セッションで終了するようにし、そのあとはきちんとした睡眠をとるようにしましょう。(睡眠中に聴くヘミシンクCDの場合は別)
  • ヘミシンクの学習用CDを未成年者に聴かせる場合は、15~16歳以上からがよいでしょう。これは、覚醒状態のベータ波が脳内で出るようになるのが第2次成長期以降といわれ、その状態をしっかりと確立してから聴くほうがよいということです。
  • ゲートウェイ・エクスペリエンス自宅学習用シリーズ、ヘミシンク・シリーズ、シングルタイトルシリーズのようにヘッドフォンを装着して学習するものは、15~16歳以上になってからご使用ください。
  • モンロー研究所では、その適用は10歳以上ということとしていますが、この年齢から15~16歳までは、メタ・ミュージックを、短時間、BGMとしてかけておく程度にとどめておくのがよいでしょう。
  • 認知症や痴呆症などの方には、モンロー研究所の研究データによると、リメンバランスやアインシュタインズ・ドリームなど、集中用のメタ・ミュージックがその回復に効果があるということですので、部屋のなかでBGMとしてかけてみてもよいでしょう。

 


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